作家物の招き猫満載!『萬福猫百覧会―猫とアートを結ぶ本/新紀元社』
招き猫って日常のいたるところに存在していますよね。
歯医者かコンビニか美容院か、招き猫かってくらい。それくらい街中に溶け込んでいるのが招き猫です。
わたしは遍在する by招き猫
みたいな感じですかね。
「実録!私の本棚」から、一風変わった招き猫に関する本を紹介したいと思います。
『萬福猫百覧会―猫とアートを結ぶ本』(新紀元社)
本の帯に『100アーチストが創る、100福、満載!」とあるように、多岐に渡るジャンルの招き猫が紹介されております。
陶芸、彫刻、洋画、日本画、張子、ちりめん細工、パッチワーク、木工・・などなど。
招き猫というモチーフは、あらゆるジャンルの表現にとって、興味惹かれる題材なのだと思います。
100人のアーティストによるそれぞれの招き猫たちには、圧倒されます。こんな表現があったのか!?と驚かされます。
そのどれもが、根底に招き猫への深い愛を感じます。
個人的には、山口マオさんの謎めいた招き猫が特に好きです。
山口マオさんのイラストは大好きで、学生時代には宇宙百貨などでグッズをたくさん購入したものです。
招き猫という立体になっても、やはりそこには山口マオさんの猫がいるんですよね〜。すごい。
こちらの本では、
・作品に出会える、ギャラリー・美術館ガイド
・招き猫まつりガイド
なども紹介されています。
招き猫のルーツや変遷についてもわかりやすく記されています。
あらゆるジャンルの卓越した技術と感性を、招き猫というモチーフを通して知ることのできるすばらしい1冊です。