夜の街で二次会、三次会、四次会と飲める人が仕事のできる人・・んなわけないだろー!!!
これまでいろんな業界で働いてきたので、さまざまな業界新聞・専門紙を読む機会があった。
以前、新聞を読んで記事をピックアップして毎日配信するっていう業務をやっていたこともあって、業界新聞には馴染みがあるほうだ。
いや、本当に世の中には専門的な話題に特化した興味深い新聞があるなあと思っていた。
で、今の職場でも、ときどき業界新聞を読むのだけど、連載コラムが絶妙にイライラさせてくれる。
おそらく業界では名のある人のコラムなのだろうが、毎度毎度、ん? あれ? ハイ? と思うような偏った内容のコラムで、悪い意味で目が離せない。
毎回、今度は何書いてくれんのかなー?って楽しみになるほどのイラつかせぶりだ。
ちょっと前にかなりイライラしたのが、筆者が思う仕事のできる人、みたいな内容で、
夜の街で二次会、三次会、四次会と飲める人が仕事のできる人、みたいな文言だ。
んなわけないやーん!!!と、思わず突っ込みながら笑った。
今の潮流としてなかなかNGっぽい内容だったけど、ある意味これを書けちゃうのは正直なんだね、とも思う。
筆者曰く、それだけ夜の街で飲めるってことは、人付き合い、コミュニケーション力が優れているってことらしいが、そうかなああああ????
でも、まあ、あながち間違いでもなくて、それができる(四次会まで飲める)ってことは、体力も精神力もコミュニケーション力もある可能性が高いから、なんというか体育会系な職種ならいいのかもねえ。
それでもさ、やっぱり結局は「上の言うことに従順な兵隊=仕事できる人」って言われてる気がして腑に落ちない。
権力者に都合のいい人間、権力者を気持ちよくさせる人間、それが仕事のできる人?
違うよなあ。
コミュニケーション力っていうのは、仕事をしていく上で重要な要素だけど、それだけじゃダメだよな。
それに、飲み会にまったく参加しなくても、コミュニケーション力が高い人っている。コミュニケーション力って、人付き合いがいいとか社交的とかそういうことじゃないよね。
相手の言わんとしていること、相手の心の裡を察して考えられること。行動できること。相手の立場に立って考え行動できること。それがコミュニケーション能力なんじゃねえの?
ただ単に人付き合いがよくて社交的な人間なんて、全然相手の気持ちなんか考えなくて傍若無人だったりするよ?
そもそもコミュニケーション力って何?ってところからやり直してほしいよね。このコラムの筆者には。